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2016.10.17 UP

マチュピチュだけじゃない!
凄すぎるインカ帝国の遺産5選

まだまだ知られていない、インカ帝国の遺産をご紹介。

未だ多くの謎を残し、世界七不思議にも選ばれた「マチュピチュ遺跡」。インカ帝国最大の空中都市として世界的にも人気の観光地だが、インカ帝国はまだまだすごい遺産を残しているのをご存知でしょうか?マチュピチュに行くならぜひ一緒に訪れて欲しい、インカ帝国の遺産をご紹介します。

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クスコ市街

1983年に文化遺産として登録され、市街地全体が世界遺産となっているクスコ。インカの人々の言葉(ケチャ語)で「へそ」の意味を持つクスコは、その名の通りインカ帝国の首都として栄えていました。現在はマチュピチュ観光の起点として、世界中から年間約100万人以上の観光客が訪れる、人気の観光スポットになっています。

インカ帝国と言えばマチュピチュを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は最もインカ文明の面影を残し、その象徴する都市こそクスコ。しかし、今のクスコはその絶頂期の姿ではなく、300年以上栄えた後スペインの侵略で寺院や宮殿などの建物は壊され、その土台の上にスペイン様式の建物が建てられたそうです。ところが、1650年と1950年の2度に渡る大地震でスペインの建物の多くは崩壊。その地震に耐えたインカ帝国時代の石組みだけが残り、結果、クスコ市街は再びインカ文明の面影を取り戻すこととなりました。

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そんな、インカ文明とスペイン様式の建物が混在しているクスコ市街。アルマス広場やサント・ドミンゴ教会、サクサイワマン遺跡は必見!また、2度の大地震にも耐えた石組みの一部「12角の石」はインカ帝国の高い建築技術の証明として有数の観光名所です。

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モライ遺跡

モライの名前の由来は諸説あり、ケチャ語で「下にある円形」を意味する「ムユ・ユライ」からきたという説や、インカのトウモロコシ収穫月である「アイモライ」からきているという説があるそう。

モライ遺跡は最も大きいもので、最下層の円の直径が32メートルあり、石段の高さは2メートルで次の段までの幅は最大5メートル。一段一段が見上げるほどの高さの石段でできていてるのを想像しただけで、その巨大さに驚きですね。

この遺跡はインカの人々が農作物の実験を行うために作られたもの。最下層と最上層の標高差は150メートルあり、その温度差は10度前後となっています。その温度差により場内には20種類もの気候を作り出していたそう。現代のように温度計のない時代にこのようなことを考え実践していたインカの人々の知力が凄すぎます。

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マラスの塩田

マラスの塩田へは、クスコ市街から車で約1時間半ほどで到着。
美しい田園風景が広がり、その一角の山の斜面に白い段々畑が現れます。アンデスの渓谷から流れ出る高濃度の塩水が無駄なくそれぞれの塩田に行き渡り、塩水が天日干され塩として収穫できるのが乾季の5月〜6月。ちょうどその頃が真っ白に輝く塩田が観れるベストシーズンです。

約600年前から始まったラマスの塩作り。現在は約3,800もの塩田があるそうですが、当時はこの何倍もあったのだそう。
海から離れたアンデスでは塩はとても貴重な食材で、インカ帝国時代には世界最古の感想食品「チャルキ(リャマの肉をフリーズドライしたもの)」を作る際に使われたり、ミイラを加工する際にもこの塩を用いたという説もあります。

現在は食用や美容に活用され、販売されています。鉄分を豊富に含むラマスの塩はお土産にもおすすめです。

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ピサック遺跡

聖なる谷の端に位置するピサック村はクスコから定期バスで1時間弱。

ピサック遺跡は山の中にいくつかの遺跡グループが点在しており、その中にはマチュピチュの景色そっくりの遺跡があることからミニ・マチュピチュとも呼ばれています。それが「インティ・ワタナ」と呼ばれる、日時計を意味する場所。加工した自然石と太陽を利用して時間を測れるようになっており、その美しい石組みが見所です。マチュピチュにも同じ名前の場所がありますが、残念ながらそれは遺跡のほんの一部でしかありません。一方ここでは遺跡グループ全体がその美しい石組みでできており、マチュピチュよりも見ごたえがあり、神秘的と感じる人も多いそう。

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オリャンタイタンボ

聖なる谷の中に点在する遺跡の中で最も大きいのが「オリャンタイタンボ」。
ペルー第二の遺跡と呼ばれ標高は約2,750m。クスコからは乗り合い自転車(コレクティーボ)で約1時間半で行くことができます。「タンボ」とはケチャ語で旅籠(はたご)を意味することから、一説では宿泊施設であったと言われています。

段々畑を上がり太陽の神殿まで行く道すがらで、周辺の山々やオリャンタイタンボの村を眺めることでき、とても美しい眺望を楽しめます。段々畑の石段を登りきると、巨大な6つの石が隙間なく並べられ、高さ4m、幅10mほどの大きな壁がそびえ立っています。一見するとただ巨大な石が立っているだけに見えますが、実は対岸の山にある石切り場から運ばれてきたも。一体これだけ大きな石をどうやって運んできたのか。。。インカ帝国の謎はまだまだ尽きません。

マチュピチュだけでは知りえなかった、インカ文明の凄さを少しでも感じていただけましたでしょうか?
でも!ここに書かれているのはその歴史のほんの一部。是非、本当の凄さを実際に目と肌で感じにクスコを訪れてみませんか?